10年ぶりに父親と再会してわたしが思ったこと
「お父さんに会いたい」
母への手紙にそう書いた。
今読んでる本が、昔父が読んでた本とかぶっていたり(父も相当読書家)
興味が向くと異常なまでの集中力を発揮したり、周りから変わり者だと言われたり、でも自覚はなかったり。
日常の中で、
「わたしやっぱりお父さんの子どもなんだ」
と実感することが多く、会いたい気持ちや父への興味がひそかに湧き上がっていた。
母はその日のうちに連絡してくれて、たまたまうちの実家方面で仕事が入っていた父と、翌日の朝9時に会うことになった。
(言ってみるもんやな)
10年ぶりに会った父は全然変わってなかった。
相変わらず、度を越した変わり者だった。
父はわたしに手を上げてしまったことを酷く後悔していたようで、今さらながら謝られた。
わたしはとにかく「くせ者」が大好きなんだけど、父に会って確信した。
今までわたしは無意識に父を求めていたのだと。
今までの男と父を重ねて、比べていた。
ちなみにわたしは読書の虜になってから、
ひそかに自分もいつか作家になりたいと思っている。
それを父に話したところ、2歳の誕生日に父が書いてくれた手紙が母子手帳の中に挟まってるからと言われて、帰って見てみると
「健やかに育ってください。
そして小説家になってください。」
?!
鳥肌立った。
怖い。ピンポイントすぎて怖い。
.....てことがありました。
父に会えたことで心の中のモヤモヤが、また1つ浄化された気がする。
さらにあの短時間でものすごく愛情を感じた。
波のように愛情がドバーッと襲ってきた。
なんて幸せなんだろう。
なんでこんなに満たされるんだろう。
今まで経験したことのない感覚だった。
そして確信した。
わたしは典型的な愛情不足だ。
この前母に言われた通り、今までの粗相や病気の原因の1つは幼少期の愛情不足じゃないか。
だってこんなに満たされていたら、あんなことするはずないもの。
悪いことをしたり過食嘔吐するはずないもの。
今度は腹違いの姉妹たちに会いに行ってみようと思う。
血の繋がりっていいなぁと思った
1日でしたとさ。